悠々談談

日々思うことを、つらづらと

長男型社会日本の行末

 子供の頃は母親、学校では先生の顔色をうかがい、親や先生がどうすれば喜ぶかを考えて行動する。それが長男の特性だと心理学者の著述を読んだことがある。

 

 だから、親や先生の嫌うことはしない。つまり、親や先生の価値観から超越しないわけだ。同級生にやたら数学に長けたのがいたけど、他の科目はさっぱり。その同級生は、変人扱いされていた。そういう、ある意味とんがった子供に長男はなりにくい。

 

 常に親にとって、先生にとっていい子を目指すからだ。安倍政権末期の忖度という言葉は長男型社会を見事に反映している。

 

 でもなあ、ほんとは、今の日本こそ、とんがった人が必要なのに、長男型社会にそういう人は落伍者扱いされてしまうんだよなあ。この日本に必要なのは、これまでの社会の仕組みをガラガラポンして新しい日本社会を作れる人。

 

 もっとも、彼らを導いていけるメンターがいれば、いまの混沌とした社会の仕組みをかえていけるように思うんだけどね。