悠々談談

日々思うことを、つらづらと

コロナの頃、ショックドクトリンに注意

 コロナという世界規模の禍に目をとらわれていると、背後でとても大きな企みが進んでいる。

 

 その一つが検事の定年延長だ。

 

 この件は、以前ならオリンピック真っ盛りで、メディアの扱いが小さくなり、こっそりとやるんじゃないかと言われていた。ところが、そのオリンピックが延期。コロナで新聞もテレビも埋め尽くされた。この件は扱いは小さいが、とてつもなく日本の民主主義に大きな禍だ。仮に与党が強行突破で決めたとしても、黒川東京高検検事長が自主的に退職しない限り、彼が次期検事総長になる。

 

 これがまかり通れば、司法は政権の思うがままである。これまで、無謀な法解釈で憲法をねじ曲げてきたが、この黒川検事総長が実現すれば、あの広島の疑惑の夫婦も辞めることもなくいくのかもしれない。この検事の定年延長は、その選挙違反事件が百日裁判で早期の結審になるため焦っているような気も大いにする。コロナが収束しても、政権の思うがままの社会ということになりかねない。

 

 ショックドクトリン。

 

 新自由主義的手法で、社会民主主義的政策を壊し、民間でなんでもやろうとする方法だが、もちろん、医療をめぐるショックドクトリンも注意だが、社会の根幹を壊しかねないこの検事の定年延長には、PCR検査数以上の注目を今週はしないとまずいと思う。