悠々談談

日々思うことを、つらづらと

コロナに沈む早稲田と高田馬場

  出勤の時、自転車で新目白通りをまっすぐ行き、途中、リーガロイヤルホテルで自転車を一旦かえして乗り換える。

  これはいつも借りているドコモバイクシェアの自転車が1ヶ月二千円で乗り放題。ただし、30分以内という制限があり

 そこで乗り換えると追加料金150円取られなくて済む。それでいつも休憩を兼ねていったん降りている。

  それはともかく、早稲田界隈を走って感じるのは

 

  この街、大丈夫かいな?

 

  まずホテル。お客がいない。朝といえば一泊して観光なり、仕事に向かうはずだが、お客の姿が全くもっていない。以前は朝食

 のバイキング会場立った場所も8時にいくとカーテンが下がったまま。自分はここで、自転車のいったん返却と再度のレンタルをすることと

 トイレをお借りするのが常なのだが、そんな私にもドアが開くと丁寧に

 

 「いらっしゃいませ」

 

  うむ。実に心苦しいのだ。たかがトイレと、ついでにアルコール洗浄液を使わさせていただくだけなのに。

  このホテルは早稲田大学の近くで、また東西線早稲田駅からも歩く。だからマイクロバスがシャトル便として高田馬場駅との間を結んでいるの

 だが、先週オフィスに行く用があって立ち寄ったら、このバスも動いてなかった。そして、いらっしゃいませとドア付近にいたホテルマンもいなかった。

 

  無論、ホテルだけではない。今の時期は、新歓のコンパとかもそうだし、長い春休みが終わって学生がキャンパスに帰ってきて、賑わいを取り戻す時。

  ところが、春学期は完全にネットになってしまった。走って感じたのは、学生街なのに老人の街に早稲田がなっているということ。そして、街自体、

 商店街が死んでいる。

 

  ただ先日、救いになるニュースに接した。まずこれ。学生あっての早稲田。学生からこういうアクションが起きているのはなんとも頼もしい。

f:id:wuyalijp:20200510180239j:image

https://takadanobaba.keizai.biz/headline/406/‬  (高田馬場経済新聞)

 

あと同じ新聞で、これは高田馬場の居酒屋だが、クラウドファンディングでなんとかしようという話。以前、アフターシックスジャンクションというTBSラジオ

番組で、高田馬場駅のホームから見えるゲームセンターミカドが、クラウドファンディングでゲームセンター存続をかけているというのを聞いたことがあったが

それを聞きつけて始めたそうだ。

無論、私は昭和59年卒だから、このお店は知らなかったが、こう言ったお上に頼らずなんとかしようという動きは嬉しい。

f:id:wuyalijp:20200510180612j:image

https://takadanobaba.keizai.biz/headline/417/‬ (高田馬場経済新聞)

 

最近は中国人留学生が多い。そのため、様々な中国の地方料理の店ができているが、早稲田から高田馬場に至る道に中国人の姿が少ない。激減している。かつては、日曜日でも中国語が聞こえてきた。それがまったくない。高田馬場駅から小滝橋方面、下落合方面にある日本語学校もあまり人の気配がない。

春節で帰国した学生、もしくは入学を予定していた学生が、親や親戚から「日本には行くなと言われた話は聞いたし、オンライン授業なら母国でも受けられるからか?

いずれにしても、いろんな試みがコロナ禍の中、高田馬場、早稲田で進んでいるようだが、早く学生で溢れる早稲田の街、高田馬場を見たいものだ。