悠々談談

日々思うことを、つらづらと

海外旅行は遠い夢になりつつある

 4年ぶり開催のツーリズムEXPOジャパンに行く。各国のブースに観光旅行のチラシが置いてあったりする。でも、みてみると、これが高いんだわ。アジアで近場でも安くて30万円台。ヨーロッパとかになると100万円台も珍しくない。

 ため息が出る。

 コロナになる前は、旅行と文筆でいくばくかの稼ぎを考えネット上のトラベルライターとして少しばかり経験値も積んでた。

 コロナはおさまってきてるふうには見える。 でも、問題は円安。これでは、海外に気軽に行けない。ビッグマックをニューヨークで食べると1500円。高級でもないホテルが1泊3万4万。パック旅行だと前述の通り。数日前の新聞で、対して高級志向でないロンドン8日が100万円。腰を抜かした。

 30年間所得が増えない日本人には高嶺の花になりつつあるのを実感。これでは、トラベルライターの需要なんてない。実際、自分も創刊時からお世話になった地球の歩き方は、日本の歩き方に変わってしまった。

 円安の克服。客観的にみて難しい。円を買って日本に投資してリターンを得るだけの要素があるか?単発の技術では優れたものがあっても、所詮下請け。大きな利益は大元の国が吸い上げる。下手すれば技術を買い叩かれるだけ。そもそも、日本発の世界が注目するサービス、産業があるか?株価はそこそこら上がっても公的資金が支えているだけ。かつては有事の時は円が買われた。海外資産もあり、安定した通貨としての存在感はあったが、ウクライナ危機でも円は買われない。

 今回のツーリズムEXPO。欧州、米国のブースは限定的だったし、規模感は縮小したと言う感じ。‘こういった見本市は100万単位のお金がかかる。各国の観光局はそれだけ投資しても見返り、リターンは薄いと感じたんじゃないかな。だから、いち早くコロナの制限を緩和した韓国台湾は結構スペースをとっていた。中国は来月の共産党大会まちでショボい展示。

 

 どこかドル資産ある人にドル建て決済のクレジットカード出せば、なんか作りたい気がするなあ。日本円では、もう無理だ。