悠々談談

日々思うことを、つらづらと

映画「フェイブルマンズ」を鑑賞しました

 生まれ育った街は、人口の割には映画館が5つほどあった。ディズニーくらいしか映画に行かせてもらえなかったが、今のシネコンではありえない風景もそこにはあった。まず、見たければ、朝に入ると夕方まで何度でも見ることができたし、飲み物とかを売る人が上映前に客席を回っていた。そして記憶にあるのは、必ず映画の前にニュース映画があったこと。その時は、早く作品が始まらないかとその白黒ニュースを見ていたが、今となっては懐かしい。そして通った小学校では定期的に講堂にすべての学年の児童を集めて映画会もやっていた。確か二本立てで、広島らしく原爆関係の映画と子供向けの作品の二本立て。サイボーグ009と黒い雨はすごく記憶に残っている。中学生、高校生のころは地元はロードショーの二番館といって最新の映画は見ることできなかったので、よく広島に行った。一連のブルースリーとか、話題作は広島まで見に行った。そして、スクリーン、ロードショーといった映画雑誌を買い、毎日のようにテレビで放映される映画の番組の予定もチェックした。

 そんな自分が東京に出てきた。そのころはビデオも普及にはまだ時間が必要だったが、名画座が街に溢れていて、プラス自主上映。それを月刊ぴあ、のちに隔金ぴあでチェックして、1年に100本近く見た。もちろん、ロードショーは高かったけど、応援上映とか銘打たなくても拍手したり、一体感は半端なかった。それと大きな映画館ではパンフに劇場名が刷り込んであったりしていて、東京だなあと感心したものだ。TBSラジオ淀川長治ラジオ名画劇場も好きで、淀川さんの講演会も渋谷公会堂に聞きに行った。そういえば、おすぎとピーコの売り出しの頃、久米宏の土曜ワイドラジオ東京で、確か2人出てたと記憶するが、その辛口評は楽しかったなあ。

 この映画を見て自分の映画歴に思いを馳せた。そして今、シニア料金になったことで毎週末映画を見てサイトにレビューをアップしている。

 

 あれ、映画のことカスリもしなかったか。配信されたら再度あアップします。