悠々談談

日々思うことを、つらづらと

映画ジョーカーを見るとトランプが勝つような気がしてくる

 ネタバレにならない程度にかくが、仕事をやっても不運ばかり。不運に不運が重なり、最後には犯罪に。

 こういう状態が現実の世界で常態化している。日当で仕事をする、明日の仕事が来ればそれで幸せと感じる。社会の嫌なことに対しても「しゃあないな」で終わらせてしまう。日曜日が選挙でも、仕事を優先。ただ、入るお金はそんなに多くはない。

 

 そして犯罪も最近は、末期的なものが多いような気もする。

 

 そういう時、リベラルは甘酸っぱい政策を並べてくるが、彼らは見向きもしない。

 

 あの映画でもそうだ。一見、町を立て直すと言い放った政治家が実に嘘っぽく描かれている。明らかに、リベラルが上流階級の言葉マジックになっている。トランプはそういった

思いの鬱積を持ち合わせた有権者の心を鷲掴みにした。今、米国では有色人種差別をめぐる諍いが絶えないが、彼らの心をバイデンが掴んでいれば支持率調査はもっと差が開いて当然だけどそうなっていない。

 日本だって同じようなものだ。かつての民主党に対して反発していたネトウヨ層はともかく、民主党政権に期待したリベラル支持層は、裏切られた思いが強い。彼らが投票所に帰ってきていないことが、安倍政権の8年弱を支えたと言って良い。そして新野党。期待値はすこぶる弱い。それはかつての裏切りの失望感が高いからだ。ただ、米国と違って、まだ救いはあるかもしれない。結党大会で誰が幹部に選ばれるか。自民党の総裁選見ても、大したタマは出ていない。そこに驚くような刷新を感じさせる党首と理念があればまだ救いはある。

 

 私は何年か前、連合を支える労組の一つの業界にいた。私は契約で労組の組合員の資格さえなかった。でも、選挙になると組合の推す候補者の応援シャリストに名前を書いてくてと言ってきた。書かなかったけど、そんな組合に支えられたような政党は、脱皮できるだろうか?原発をめぐる動きを見ていると、ダメかなあと思う。