悠々談談

日々思うことを、つらづらと

CMと広告から紐解くいま

  テレビは見ない。しかし、ラジオはよく聞く。そのラジオコマーシャルで気づくのは、終活的、高齢者向けサービス、商品の広告の多いこと。

  例えば、着物の買取とか買取のコマーシャルを頻繁に聞く。あと農機具の買取?農業をやってたが、体にこたえるので廃業?ラジオ通販もアンチエージング

  ラジオに限らない。新聞だってそうだ。30年前には想像できなかった精力回復剤の広告が朝日に乗っていたり。全体的に若い人向けの広告がすくない。雑誌も最近、嫌韓見出しで話題になった週刊ポスト、現代。これらは記事からして終活が全面。週刊朝日も比較的その傾向がある。山口一臣編集長時代、民主党政権時代の頃のような政治ネタは全面に出てきてない。

  要はこう行った旧来メディアを引っ張ってきたのが団塊世代。その団塊世代が人間疲労をきたし、もうじき後期高齢者になる。そうなってくると、リベラルに今の政治に理想を求める前にカウントダウンが始まった死に対する準備に気持ちが向くのかもしれない。

  だからリベラルは総崩れ。

  そう、憲法改正どころではない。日本の社会構造が確実にシュリンクする方向に向いていることを政治は自覚し、様々な諸制度、税金の配分について議論していかないと取り返しのつかないことになる。

  今なら、まだ、間に合う。