悠々談談

日々思うことを、つらづらと

選挙を前に考える 2

 都内の書店に昼間に行くと、年配の人ばかりである。いわゆる団塊世代。図書館もそう。そう言った世代の人が溢れている。土日や祝日にしても、新宿や銀座を歩いても家族連れはあまり見ない。

 総選挙にあたって、少子化対策を各党は言っているが、かりに今日この時点で結婚したカップルが全員子供をあらたに産み、一人っ子世帯であるなら、もう1人産んだとしても、その子供が生産人口になり、経済を回す力を持つのには20年から30年かかる。

 人口が減少すれば経済もシュリンクする。いわゆる人口オーナスだが、人口が少なくなっても経済を回せるしくみこそ、いま求められていると思うのだが、各党の政策見ても、それへの対応策はみられない。

 目先の経済対策しか見えてこない。

 

 50年後、100年後の日本を考えた今やるべきこと、人口が減っても経済成長が維持できる政治、政策がなぜ出てこないんだろう。

 少子化対策以上に、人口減少社会の社会をどう維持するか、それこそがいま1番必要なのではあるまいか?まして、日本に限らず、世界中が人口減少に向かいつつあるのだ。

 高齢社会もそうだが、人口減少社会をどう維持するかの政策を政治には考えてもらわないと、日本は本当に終わってしまいかねない。