悠々談談

日々思うことを、つらづらと

選挙を前に考える どういうふうに人生を日本人は送りたいんだろうか?

 ある大企業のトップが45歳定年をいうと、「45歳でクビか」という声が溢れ、70歳定年が言われだすと70までこき使われるのか?と言う。

 もちろん同じ人がこの両論を言っているとは思わないけど、若いうちは低い給料で我慢するんだから、60歳になったら余生を楽しませてくれよということかなと思う。

 そして非正規を正規社員にの声。

 

 結局のところ、日本人は会社主義のタガから抜けられない。正規社員になれば全て丸く収まるし、福利厚生だって潤沢だ。みんなそう思っている。

 

 でも、そんなに正社員はパラダイスか?東大から電通という傍目で見ればゴールデンルートを歩んでいる社員が過労が原因で自殺。いちど会社というムラ社会には行ってしまうと嫌になるほどのシガラミだらけ。ストレスでおかしくなるケースも多い。正社員イクオールパラダイスではもはやない。それでも非正規を正規社員にしろ!になる。

 

 それよりもなんで時給単価をあげよ、契約給与の額を上げよという主張にならないんだろう。

 

 派遣社員は導入当初は法律上「ファイリング業務」とか言って企業が使い出したが時給単価は高かった。正社員よりも月の手取りは高く、それが契約切りのリスクヘッジと聞いたし、そういう働き方あれば会社のしがらみもなく、定時退社し、資格試験の勉強をする人に向いているという紹介だった。だから、そういう制度に戻せばいい。今1500円であれば3000円くらいに上げる。その代わり派遣会社も派遣登録も慎重にスキルチェックをするようになるし、その代わり世界一多い派遣会社も淘汰されて行くだろうが、そういった仕組みを変えないといけない所に来ているのではないか?企業も必要な時、必要な人材を採用し終えれば契約終了。恒常的に使わないから半年でそれまでの1年で得た収入を得る。

 たとえ半年仕事が途切れても生活に不安を感じなくて済む。これから労働人口は益々減っていくのだから、こいうあり方があってもいい。そこには若手に限らず出来る高齢者にもチャンスがあるようにする。今高齢者の仕事というと、警備員、マンション管理人、デイサービス送迎運転手、掃除係くらいがよく見る職種だが、そういった派遣の在り方を変えていけば選択の幅も広がる。

 仕事に就くためにはひたすらスキルアップを考えていかなければならない。そういう「働き方」が派遣という働き方が発展する形でシステム、考え方を変えていく必要あるような気がする。