悠々談談

日々思うことを、つらづらと

リベラル?

 自民党の政策の反対がリベラル。

 これは55年体制のときは自民の政策に反対の政策を出すことがリベラルと言えた。高度成長期はまさに大企業の公害問題とか基地安保問題など対立軸があり、当時はリバラルというより革新といわれ各地に革新知事が生まれた。革新知事は福祉を重視し、予算配分を福祉重視。それが有権者の支持を集めた。

 では、2019年の安倍政権は保守かといわれれば保守に相違はないが、かつての保守ではない。労働政策をみれば同一労働同一賃金をいい、時間外勤務の制限を加えるなどこれはかつてなら、革新政党自民党になげかけた政策。無論、政権にそのやる気があるかといわれればとてもあるとは思えない。ポーズだけ。学識者を集めてどういうロードマップで達成するか。諮問委員会をつくった集団的自衛権のときのような機敏さは微塵も感じないが、労働面では政策的方向性には多分にリベラル。むろん、安保法制とか消費税増税といった政策はとても賛成できるものではないけど。あと女性が輝くとかいって面倒なことは全て女性に押し付けるというのもおかしい。でも、安倍自身は自らをリベラルと豪語しているらしい。

 しかし、リベラルなんてちゃんちゃらおかしい。特に下記4点。

憲法を国の理想系を書くものという大いなる勘違い 

②税金の配分を自分の関係者に重点配分

③自分を支持する人は逮捕されない仕組み

④公文書の改竄がなかば公然とまかり通る

  この4点はリベラルとか保守以前の問題として、日本という国を壊してきている。むしろ、安倍帝国に日本という国を作り替えようとしているとしか思えない。

  もっともリベラルも対抗軸としての政策を展開できていない。それが安倍帝国が続く最大の要因。衆院選までもう時間はない。