悠々談談

日々思うことを、つらづらと

割れ窓理論と日本と安倍晋三

  よる、商店街を通るとスプレーで落書きされたシャッターをよく見るようになった。それを消すでなく、放置しているケースも散見されるようになった。シャッターに限らず、ガード下とかいたるところでみるようになった。

  これで思い出すのが割れ窓理論だ。

  窓ガラスの割れた状態を放置していると、街がどんどん悪い方に代わっていく。この言葉は、ニューヨーク市の市長だったジュリアーニ氏が犯罪都市と言われたニューヨークを再生するときに使われた。割れた窓もそうだし、落書きもそう。当時のニューヨーク地下鉄は落書だらけだった。それを綺麗にしていくことで、ニューヨークは安全な都市に生まれ変わった。もちろん、格差はあいかわらずだし、問題は山ほどあるが怖い都市ではなくなった。

  日本。この逆を行こうとしてるしか思えない政策の連発。その源泉は安倍竹中路線だろう。非正規雇用が増え、賃金も上がらない。国債を刷りまくり今や日銀は身動き取れない。利上げすれば債務超過で円暴落。このままだとインフレの渦の中に庶民は埋没。その結果が商店街の落書きではないかと思っていた。悲惨な事件も頻発している。

 

そして、その今の日本で安倍晋三が死んだ。そして2日後には選挙がある。参議院は6年間解散もなく議員でいられる。長い目で政治に取り組める。

誰を選ぶか、政権選択の選挙ではないが、情に流されず、6年間任せられる政治家を選びたいものだ。