12月10日まで埼玉県大宮駅近くにある旧市民会館おおみやが本会場で開催されている。
この旧市民会館おおみやは、昭和の香りのする施設で、耐久性やらもろもろの大人の事情で取り壊される。そこを使って現代アートチーム目(me)が、様々な仕掛けを展開する。日頃、何気にそういうもんだと見過ごしているものに出会う芸術祭。そして主催者は、見落としてくれることも望んでいて、前回気づかなかったものに次に行くと気づく。
例えば、こんな感じだ。
自転車が倒れ、テニスボールが転がっている。ただ、それだけなのにそういった意図のあるイベントなので一つ一つを考えてしまう。
これなんて明らかに変。スコップで掘り返す場所もないのにスコップが置き去り。
パネルと、荷台が放置された図。これだってねえ、どうみても工事の途中には見えない。
クマのぬいぐるみも、裏読みしてしまう。
なぜにソックス一足だけが廊下に?
通路のネクタイやらがかかっている。この芸術祭の意図を知らなければ見過ごす。
このサボテンの置物も同様。
登らないでください、とあるけど、この登るところは昔からあったはずなのに、この注意書きは真新しい。
カフェのコップが置いてあるだけだが、その周りはガラスで覆われていて、ちょっと置く感じじゃないから明らかに展示。
そもそも、証明写真のような写真がなぜに階段の途中に?
大ホールは、映画とかファッションショーを開催してたが、そのホール自体が展示物になって、舞台裏から観客席が見られたりする。
あと昭和の建物としてのプレート等は懐かしさを感じた。書体がパソコン全盛には見ることのできない書体。
私はこの芸術祭3回行き、フリーパスも取得したので今週末が最後なので再度行ってみたいと思っている。
書き足りないことも多いので、それは次回にでも。