悠々談談

日々思うことを、つらづらと

新宿のランドマーク、紀伊国屋書店も閉店へ

  前のブログで映画館を書いたけれど、書店も閉店が相次ぐ。会社からの帰路に立ち寄っていた神保町の東京堂書店も17時閉店で行けなくなったし、三省堂本店も当面の間

 休業。ため息を出していたら、新宿紀伊国屋書店も明日から休業。

  そりゃあ、Amazonはあるかもしれないが、書店の持つその街でのランドマークの本質を侵食することはできない。特に新宿紀伊国屋書店は、まさに新宿のランドマーク。一階の売り場を一巡するだけで、何が売れているかよくわかったし、今日はどんな本に巡り合えるだろうというワクワク感もあった。それで、時間があれば新書、文庫の新刊を2階でみる。さらに時間があるときは3階の専門書、ビジネス書。

  けっこう、お店を一巡すると掘り出し物に出会ったりするのだ。丸善本店、丸善日本橋とあるが、新宿紀伊国屋が1番ホッとする。

  こうなってくると、Amazonの独壇場ではないか?アマゾンでないと本が買えない。そうなると、新宿に行く必要はなくなる。量販店だけが煌々と輝く新宿に魅力は感じない。とにかく、日本発の文化の拠点が一時的とはいえ、消えるのは寂しい。西口にブックファーストはあるけど、あそこはビジネスライクで好きじゃない。

 

  紀伊国屋書店の創業者田辺茂一が生きていたら、やっぱり閉じたかなあ。

 

  コロナ収束を心から、念ずる。