悠々談談

日々思うことを、つらづらと

Netflixと映画館

 今年に入って劇場での映画鑑賞をかなりの頻度でするようになって思うのは、やはり、ネット配信の映画よりも、映画を見たという実感を劇場の方が持てるということ。

 映画の醍醐味は、同じスクリーンを大人数で共有し、エンドスクリーン終了とともに席を立つ。同じ時間に同じ感動を覚えるということ。もちろん、動画配信でも日本のどこかで同じ時刻に見ている人はいるかもしれないが、それは仮想でのこと。同じ劇場での同時体験とは違う。

 こういう思いを感じるのは東京にきて初めての劇場体験が底辺にあるのかも知れない。初日に行くと、拍手がわく。こんなことは広島の劇場ではなかった。そして、広島と違い劇場で求めるパンフレットには劇場の名前が刷り込んである。ある意味で、劇場で舞台を見るようなワクワク感がある。

 Netflixはよく見るが、あくまでも過去の映画のデータベース。そう考えると、本でいう電子書籍と性格は似てるかも知れない。