悠々談談

日々思うことを、つらづらと

民進党よ、しっかりせい

同日選はなくなったが、参院選がある。民進党の岡田代表は、増税延期を無責任と非難する。
確かに無責任。前回の延期の時の約束が反故にされ、アベノミクスの失敗を誤魔化して選挙に行こうとしてるのだから。
でも、です。増税延期反対なら、増税賛成なの?となる。もちろん、そんなことになったら、経済はどうなるかわからん。ならば、増税しないことを前提に民進党としての経済改革案をだすべきではないか?その前提が消費増税であっても、さきに明るさが見えるなら庶民だって我慢もするさ。
高度成長期の日本を舞台にした山田洋次の映画家族。貧しい一家が、九州の炭鉱村から北海道で酪農家に転身するため、日本列島を縦断する。その途中、福山の弟は、鉄鋼会社の社宅住まいだが、クルマのローンでカツカツ。それでも、一流企業の社宅にすみ、会社勤めを続ければ夢が描けた時代。酪農一家も、いろいろ苦労も重ねながら、明るい春を迎える。
あの頃は貧しくても、夢が持てた。しかし、いまは、ひたすら国民には堪えることしか道がない。これでは、経済は上向かぬ。
そのためには、いまの経済の仕組み、流れを根本から変えないともう制度疲労も限界だ。そうはいっても、改革には時間がかかるし、本当の我慢をしいることになるかもしれぬ。しかし、そこに出口が見えるなら、文句も出まい。
第一次民主党政権では、何かにつけて財源を自民は攻撃材料にした。財源、確かにら大事だが、社会を変えるためには一時的な出血もやむを得まい。そのあたりの、しっかりした工程表、そしてゴールを民進党にはみせてほしい。