悠々談談

日々思うことを、つらづらと

映画「かがみの孤城」を鑑賞しました。

多少のネタバレありです。 もう、マルチバースの世界は全開だなあと改めて思う。 この作品は中学生が主人公だけど、大人社会にも言えること。今大人含めた引きこもりは50万人。中学生にはかがみの孤城が存在したが、大人社会には古城もなく、オオカミさまも…

映画「アバターウエイオブウォーター」を鑑賞しました

映画批評投稿サイトフィルマークスで書かなかった視点を書きます。最初からネタバレ全開です。 このなかで、トウルクルンという海で生きる動物が出てくる。知能が人間以上で、感情があり、言語も解する。そのトウルクンからとれる液体が不老不死につながると…

映画「ミセスハリスパリへ行く」鑑賞しました。

老い支度という言葉を聞いたことがある。最近読んだ本でも60代をどう過ごすかで老後70代以降の在り方が変わると書いてあった。 その点からいくとこのミセスハリスは優等生と言っていいんじゃないだろうか。当時のイギリスの家政婦の年収ほどの値段のするディ…

映画「月の満ち欠け」を鑑賞しました

1980年代の高田馬場がCGで再現されるという話題を記事で読んで興味を持って見に行った。80年はジョンレノンが亡くなった年。このセットの写真を見て思い出したのは ビッグボックスはベースは赤だったんだなあということ。コロナでロータリーも潰されたが、あ…

街がくすんで見える現実的な原因

東京はいたる所で工事。しかし、よくよく見ると大手デベロッパーの開発ばかり。今一番激しく動いているのは八重洲あたりだろうし、京橋八重洲は街全体が作り替えられた風でもある。 しかし、細かいところを見ると、コロナの影響で空き店舗になったところがそ…

今週は師走になるというのに

年末感を全くもって感じない。街自体は、クリスマスのデコレーションとか、スーパーにはおせちの材料崩れ、伊達巻きとか、黒豆とかがお惣菜コーナーに並んでいたり、ハンズやロフトには様々な年賀状が並んだり、カレンダー、手帳。 いつもと同じ年末風景なの…

映画「すずめの戸締り」を鑑賞しました

この映画のテーマは、いまだにどこかで311で死別した母親への深い思いのあるすずめが、前に進み出すことも大きな意味があるような気がする。 以下 ネタバレありです。 最初の方ですずめが要石を抜き、ダイジンを生き返らる。そしてダイジンがお前は、じゃま…

映画「ドントウォーリーダーリン」鑑賞しました

最初に言っておくと、フローレンスピューが主演ということ,ミッドサマーのインパクト強く、映画予告がおどろおどろしいとこらが強調しすぎて広告宣伝の失敗ではないかと思っている。 むしろ、社会派心理サスペンスドラマですよ。 さて、 お母さんは専業主婦…

映画「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」鑑賞しました

シビルウオー、そしてブラックパンサーで主役を演じたチャドウイックポーズマンが43歳でこの世を去るとは誰が予想し得たであろうか。米国の平均寿命が76歳だから 決して死ぬような年齢ではない。死ぬ間際の映画「21ブリッジ」も見たが、痩せ細って痛々しかっ…

チャップリン モダンタイムスの冒頭で思ったこと

チャップリンのモダンタイムスを見てきた。 動画配信でも、またYoutubeでも見ることできるなら見て欲しいのが映画モダンタイムスの冒頭シーンだ。豚が追いまくられるシーンが気がつくと地下鉄から人が吐き出され工場に吸い込まれていくシーンになる。私がか…

東京国際映画祭で考えたオリンピックのこと

11月2日まで有楽町、日比谷、銀座地区の映画館で第35回東京国際映画祭が開催された。もちろん、えっ、そんなイベントやってたの?という人もいるだろうけど、そうは言っても大勢の人で賑わった。今回はコロナの規制緩和で出品作品の監督や出演者が上映後に登…

映画「ノースマン」を見て考えた損得勘定ということ

まず初めにこの映画は10月26日、東京国際映画祭出品上映を見ての感想で、ネタバレも混じってるのでご了承ください。 人間は社会的動物とはアリストテレスの言葉だが、社会の構造が複雑になればなるほどその度合いは強くなり、ニッチもサッチも行かなくなると…

1ドルはいくらまで行くんだろう

今日はとうとう146円。給与は上がらないのに、モノの値段が上がり続ける。恐ろしくなるくらいだ。 その円安を使って海外からの観光客が日本に来て買い物してお金を落としていく? 恐ろしいのは、日本そのものが安売りされること。土地もそうだし、会社だって…

映画「ロードオブザリング」鑑賞しました

この映画は、15年前にケーブルテレビで見たが、深い印象は残ってなかった。指輪をめぐるストーリーくらいの印象しか残念ながらなかった。 そして、それは残念な見方であったと今になっては後悔。後悔先にたたず、だが。 今回見ようと思ったのは、同じくスル…

映画「アメリカから来た少女」鑑賞しました

タイトルから帰国子女の文化の違いの軋轢がテーマの映画かと思っていたが、実際は家族のつながりの大事さを描いた映画だった。母親は、乳がんで末期。父親は会社経営で汲々。姉はひたすら米国LAを懐かしみ、学業はうまくいかない。妹は中では自然な存在。 と…

映画「裸のムラ」鑑賞しました。

今日は別の映画の予定にしていたが、監督の初日舞台挨拶があることが分かり、急遽東中野へ。 映画は、「はりぼて」で富山県政のおかしさを描いた秀作だったが、その監督五百旗頭さんの2作目。劇場は満員。ここは、いい意味でマイナー系の秀作を上映する映画…

戦争はもう始まっている

それは別にロシアと戦火を交えているとかいうのではなく、戦争の真っ只中に自分たちはいるという認識が必要な気がする。 というのも、ロシア経由の天然資源が入手できなくなって、世界経済が疲弊。特にヨーロッパはひどく、イタリアではしびれを切らした国民…

海外旅行は遠い夢になりつつある

4年ぶり開催のツーリズムEXPOジャパンに行く。各国のブースに観光旅行のチラシが置いてあったりする。でも、みてみると、これが高いんだわ。アジアで近場でも安くて30万円台。ヨーロッパとかになると100万円台も珍しくない。 ため息が出る。 コロナになる前…

みんなフリーランスになればいいと言うわけではないのです

9月18日NHKスペシャル。“中流危機”を越えて 「第1回 企業依存を抜け出せるか」を見た。その私の感想を書いてみたい。 私は比較的小さい外資系企業でキャリアを積んできた。そして外資系ゲーム会社で突然日本法人が本社の考え一つで閉じられてしまった経験も…

映画「わたしは最悪」再考

世界でこれまで、あたりまえと思われてきたストーリーがぐらついてきている。 この映画ではそのうち2つのストーリーが登場している。 まず、女性は子供を産んでなんぼという価値観のストーリー。北欧は女性も男性に伍して働き、ジェンダー差別は少ないし、…

国葬を中止に追い込んでも社会は変わらない

太平洋戦争が終わり、東京裁判で戦犯が裁かれた。その時、被告含めてさまざまな当時戦争を指揮していた人間が言ってたのは、自分ではその動きを止めることができなかったという無力感漂う証言だった。それが、戦犯の口からあふれてくる。 連合国は、東條英機…

昭和30年代生まれって

自分は昭和34年生まれ。同級生は33年生まれ。世代感としては、団塊世代のあと、団塊ジュニア世代に挟まれた世代。大手企業の人事見ていると同世代の人間が役員や社長の人事をよく見るようになった。 しかし、同世代で社会に影響を与えた人物がどれだけいるだ…

割れ窓理論と日本と安倍晋三

よる、商店街を通るとスプレーで落書きされたシャッターをよく見るようになった。それを消すでなく、放置しているケースも散見されるようになった。シャッターに限らず、ガード下とかいたるところでみるようになった。 これで思い出すのが割れ窓理論だ。 窓…

政治は難しくない 

政治はむつかしくない。 きのうより、あしたいい生活をしたい。その助けになるのが政治だと思う。 もちろん、今の生活の基準は違う。100の家庭があれば100の、そこに家族が3人いれば300通りの明日への希望があると思う。 ああしたい、こうしたいという。 も…

街に子供の姿がない

クリスマスが終わり、大晦日、そしてお正月。学校は冬休み。 でも、今日の中野駅近辺。子供の姿がない。中野区、新宿区あたりはファミリー層がそもそもいないと言えなくもないが、新宿駅周辺でも子供の姿を見ない。 目立つのは年配の姿ばかり。バスに乗って…

選挙を前に考える 2

都内の書店に昼間に行くと、年配の人ばかりである。いわゆる団塊世代。図書館もそう。そう言った世代の人が溢れている。土日や祝日にしても、新宿や銀座を歩いても家族連れはあまり見ない。 総選挙にあたって、少子化対策を各党は言っているが、かりに今日こ…

選挙を前に考える どういうふうに人生を日本人は送りたいんだろうか?

ある大企業のトップが45歳定年をいうと、「45歳でクビか」という声が溢れ、70歳定年が言われだすと70までこき使われるのか?と言う。 もちろん同じ人がこの両論を言っているとは思わないけど、若いうちは低い給料で我慢するんだから、60歳になったら余生を楽…

アフガニスタンと米国

米軍の撤退が無責任であるとか言って非難されている。 しかし、見方を変えれば米国が世界の警察ではもうあり得ないと言うことではないか?トランプが撤退を言い出したが、これ以上駐留を続けると米国の体力 が削がれてしまう。だからバイデンもその現実を前…

自由と民主主義って何だ?

そもそも政治とは一つの共同体社会の中における適正な富の配分を決めるのが本来の意味だと思う。 それを決める為の議論をする場が議会であって、議論する人が政治家。それを我々が選挙で選ぶ。その当たり前のように思ってきた仕組みが機能しなくなってきてい…

コロナと交通信号

クルマが全くきていない、横切る歩行者もいない車道の赤信号で、横断歩道を突き抜けていこうとする自転車に警官が止まるように指示をしていた。そして自転車は急停車。乗っていた男性は「すみません」と警官に声をかけて走り去った。 信号は大事だ。それを守…